ないさんの薬屋

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IBS(過敏性腸症候群)の話

おはようございます。

今日はIBS過敏性腸症候群の話をします。

消化器官に潰瘍や腫瘍などの病変がないにもかかわらず、下痢や便秘などの便通異常を伴う腹痛や腹部不快感が、慢性的にくり返される病気です。
主な症状は、腹痛や腹部不快感、それに関連した便通異常(下痢、便秘、交互にあらわれる下痢・便秘)です。他にもお腹が張る、ゴロゴロ鳴る、ガスがたまる、残便感といった腹部症状があらわれることがあります。
 
IBSのタイプ
IBSは便の形から4つに分けられます
便秘型 ○硬い便やコロコロ便が多いタイプ
下痢型 ○泥状便や水様便が多いタイプ
硬い便/コロコロ便になったり、泥状便/
混合型 ○水様便になったり、便秘と下痢を交互に
くり返すタイプ
上記のどれでもないその他。
 
治療法は
薬物治療
食事治療
鍼治療
がありますが、薬物治療で治療して食事をコントロールしていた方が大半だと思います。
このサイトでは薬物治療法の中でも医薬品と漢方について伝えます
漢方は
または
詳しく知りたい方は漢方薬 IBS等のワード検索をオススメします。
 
漢方以外の医薬品は
コペルミン
西洋ハーブのペパーミントオイルを主成分とした薬で元々はペパーミントオイルというのはアメリカやヨーロッパで使われていました
日本ではゼリア新薬工業から
2022年3月24日に発売されています。
こちらの購入は医師よりIBSの診断を受けた方のみで要指導医薬品(薬剤師の在籍している薬局等での発売が中心です)
尚、こちらは日本では新薬の為、販売箇所が限られており、他の病気や薬がある方は必ず医師、薬剤師に相談してください。副作用が出る場合もありますので、必ず相談や説明を聞いてください。
 
セレキノンS
田辺三菱製薬より発売されている第二類医薬品であり、主成分は、消化管運動調律剤トリメブチンマレイン酸塩を主成分とし、上記のいずれのIBSの症状に効果があります。
 
ちなみに上記の型やタイプが分からない方は必ず症状を確認してください。
こちらも使えるのは医師にIBSの診断を受けた方のみです。
他の病気や薬がある方は必ず医師、薬剤師に相談してください。副作用が出る場合もありますので、必ず相談や説明を聞いてください。
 
また医療機関では下記の
セレキノン
イリボー
酸化マグネシウム・モビコール
リンゼス・アミティーザ・グーフィス
がいずれが併用して使われます。
また、IBS過敏性腸症候群)の場合は消化器官が荒れやすいので、解熱鎮痛剤、鎮痛剤などの薬を使う際には単体で使った為に消化器官が荒れないように選び方にも注意してください。
いかがでしたか?
薬機法に触れないように紹介させて頂きました。ブログとしては未熟だと思いますが、皆様の悩みを解決出来たらなと思います。ありがとうございました。